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執筆者の写真Ralph M. Tsong

卵子提供の法的なステップ:親と提供者の視点から


egg donation legal process

卵子提供の流れにはいくつかのステップがあります: 

  1. 親と提供者のマッチング 

  2. 提供者の健康チェックとIVFクリニックでの承認 

  3. 提供者の心理テスト 

  4. 提供者の遺伝子検査 

  5. 法的なクリアランス 


最近のブログでは、代理出産について代理母や親の視点から話しましたが、卵子提供でもみんなが 自分の権利や義務をしっかり理解するために、法的な手続きが大事です。ここでは、弁護士をどう選 ぶか、契約の確認方法、そして法的クリアランスの取り方について説明します。

 

弁護士を選ぶ 


法的なプロセスでは、親と卵子提供者(結婚している場合はそのパートナーも)がそれぞれ弁護士を 選びます。両方が別々の弁護士を選んで、弁護士費用は親が負担します。卵子提供に詳しい弁護 士を選ぶのがポイントです。FAQ#27では、親が費用を払っても、提供者の弁護士がちゃんと提供 者の立場を守れるかについて答えています。 


代理契約 


弁護士を選んだら、弁護士が「代理契約書」を送ってきます。これは弁護士がどんなサポートをしてく れるかを説明したものです。親と提供者は、それぞれ自分の弁護士と代理契約を結びます。これは 卵子提供の契約そのものではなく、弁護士にお願いするための契約です。 


卵子提供契約の作成 


普通は親側の弁護士が、エージェンシーや親からの情報を元に契約書を作ります。この契約には、 提供者と親が匿名で進めるか、お互いの情報を知るかなどの違いがあります。提供者側の弁護士 は契約を一緒に確認して、必要なら修正します。 


卵子提供契約の確認 


弁護士との打ち合わせをして、契約内容をしっかり確認しましょう。打ち合わせの前に契約書を読ん でおいて、質問や変更したいことをまとめておくと良いです。結婚している場合は、パートナーも一緒 に確認してもらいましょう。 

交渉と最終決定 


契約内容の確認が終わったら、弁護士が修正案を作って相手側の弁護士に提出し、交渉が始まり ます。お互いに修正に同意したら、最終的な契約に署名します。 


契約への署名 


ほとんどの場合、卵子提供契約に署名する時に公証人は必要ありません。でも、特定の州では公証 が必要だったり、相手が身元確認のために求める場合もあります。公証がいらないなら、契約書を印 刷して署名したり、電子署名でもOKです。


法的クリアランスの発行 


お互いが契約に署名したら、親側の弁護士がクリニックに法的クリアランスを出して、卵子の採取ス ケジュールを決めます。

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